審美歯科|セラミックと銀歯、どっちを選べばいいの?
都立大学駅から徒歩4分にあります【nicoキッズデンタルクリニック都立大学】です。 今回はセラミックと銀歯について詳しく説明します。虫歯治療の詰め物・被せ物の素材として一般的に使用されてきたのは「銀歯」でしたが、近年では「セラミック」を選ぶ方も多くなりました。それぞれの特徴、メリットやデメリットを理解した上で、ご自身に合った選択をしましょう。
セラミックとは?
セラミックは、セラミックと呼ばれる陶器素材を使用して、虫歯などで削った歯を修復する治療法です。また、歯の見た目を美しく整えるというような審美目的で使用することもあります。
セラミックの特徴
審美性に優れた見た目
セラミックの最大の魅力は審美性に優れていることです。天然歯に近い白さと透明感を再現できるため、口を開けて笑った時に違和感がほとんどありません。
経年劣化しにくい
セラミックはほとんど変色や変形が起こりません。さらに、表面に傷がつきにくいため治療直後の美しい状態を長期間維持できます。
セラミックの種類が選べる
セラミックにはさまざまな種類が存在し、ニーズに合わせて選択することができます。例えば、奥歯などの噛み合わせが強い場所には強度が高いジルコニアセラミックが適しています。また、予算を少し抑えたい人には、セラミックとレジンを混ぜたハイブリッドセラミックがおすすめです。
保険の銀歯の特徴
銀歯は虫歯が再発しやすい
銀歯は金属で作られているため、食べ物や飲み物などの熱の影響を受けやすいです。そのため、長期間使用すると金属部分が溶けて銀歯が変形しやすくなり、歯との間に隙間や段差が増え、そこに汚れや細菌が溜まるため虫歯や歯周病が再発する可能性が高まります。
金属アレルギーのリスク
銀歯に含まれるパラジウムは金属アレルギーを誘発しやすいと言われています。唾液によって銀歯から溶け出した金属がイオン化し、血液中に取り込まれると金属が体内に蓄積しやすく、金属アレルギーを引き起こす可能性が高まります。
セラミックと銀歯の比較
◆費用面◆
セラミックは自費治療のため、保険適用の銀歯に比べると費用が高くなります。セラミックの種類や治療箇所によっても費用に差が出るため、予算を考慮して選択する必要があります。費用は気にせず、審美性を1番に求める方にはセラミックがおすすめです。
◆治療の部位◆
歯の修復部位によってセラミックか銀歯かの選択も異なります。前歯などの特に見た目が重要な歯ではセラミックが一般的です。一方、奥歯などの噛み合わせの力が強い箇所では、割れなどのリスクを考慮して銀歯が適している場合もあります。
◆虫歯の再発リスク◆
セラミックは、食べ物や飲み物などの温度変化に影響を受けにくい素材です。そのため、汚れや細菌が溜まる原因となる隙間や段差ができないため、虫歯の再発リスクがほとんどありません。一方、銀歯は熱によってわずかに膨張や収縮を起こすため、隙間や段差が生じて虫歯のリスクが高くなります。
まとめ
セラミックと銀歯の違いには、治療費用や審美性などの見た目、金属アレルギーのリスクなどがあり、どちらの治療にも特徴やメリット・デメリットが存在しています。一概にどちらの方が優れているとは言い切れませんが、ご自身のお口の状況や予算を考慮した上で判断しましょう。セラミック治療を受けたいけど何の種類が適しているのか分からない方など、まずは一度当院までお気軽にご相談ください。スタッフ一同、心よりお待ちしております。